事務所理念
我々は、お客様へ最善のサービスを提供することでお客様の事業に貢献することを理念とし、この理念を実現すべく、次の行動指針を定めます。
第1の行動指針
お客様の事業にとって価値ある権利の取得に貢献する
年間40万件以上といったかつての大量出願時代を経て、特許権の量より質を重視した知財活動が定着して久しくなります。これは、事業にとって真に価値ある権利の取得が求められた結果と言えるでしょう。
では、特許権の価値とはどのようなものでしょうか。競合他社の模倣の排除により市場での競争優位を確立するといった特許権の本質的機能に鑑みれば、特許権の価値は、
・市場での技術ニーズに即した権利範囲を有する
・差止請求や賠償請求などの権利行使に資する
といった指標で捉えることができると考えられます。漁で例えるならば、前者は、獲物のいる場所に網を仕掛けることに相当し、後者は、獲物をきっちりと捕獲できる網を用意することに相当します。よって、我々は、お客様とのコミュニケーションを通じて市場での技術ニーズについて理解を図るとともに、具体的な属否論に関する判示などを踏まえて権利行使に資する明細書および中間書類などのドラフトを行うことが重要であると考えます。
我々は、このような考え方に基づき、お客様の事業にとって価値ある権利の取得に貢献するよう努めます。
第2の行動指針
お客様の知財活動の効率化に貢献する
特許事務所としての専門性をご活用頂くことで、お客様における効率的な知財活動にご協力することが、我々がお客様に貢献できることの一つと考えます。
つまり、知財活動においては、出願時のクレーム範囲や開示内容あるいは拒絶理由に対する反論や補正といった種々の事項について方針決定が求められます。これらの方針決定には、法律的観点はもちろん、事業的観点からも検討を要するため、最終的には、事業主体であるお客様に方針を決定して頂くことになります。よって、我々は、法律的専門性の研鑽はもちろん、お客様とのコミュニケーションを通じて事業の理解を図り、お客様における的確かつ迅速な方針決定に資する判断材料を提供することが重要であると考えます。
また、知財活動に不可欠となるのは、手続きの管理です。特に海外出願に係る手続きは、各国特有の制度に応じて管理が複雑になる傾向にあります。一方で、手続きの管理に関する特許事務所に対するニーズはお客様によって様々であり、これはお客様による管理体制の違いを反映したものと考えられます。よって、我々は、複雑な手続きを整理しつつお客様のニーズに応じて管理することで、お客様での管理負担の軽減に資することが重要であると考えます。
我々は、このような考え方に基づき、お客様の知財活動の効率化に貢献するよう努めます。
第3の行動指針
第1・第2の行動指針に基づき行動できる人材を確保する
上記の第1・第2の行動指針に沿ったサービスをご提供するには、それを実行できる能力を備えた人材が必要です。換言すれば、人材の能力不足は、お客様に提供するサービスの品質低下につながります。よって、我々は、お客様へのサービスの品質を維持・向上するために、人材に対して十分かつ効果的な投資を行うことが重要であると考えます。
我々は、このような考え方に基づき、第1・第2の行動指針に基づき行動できる人材の確保に努めます。